まるで地下神殿!幻想空間「大谷資料館」
北関東秘境絶景F景めぐり那須温泉郷
7月13日〜14日   小川&恭子


 クラブツーリズムのタイトルはいつも誇大広告のような大げさなものが多いが、今回のタイトルも長い。
『出流原弁天池湧水・龍門の滝・おしらじの滝・月待の滝、まるで地下神殿!幻想空間「大谷資料館」北関東秘境&絶景F景めぐりと那須温泉郷』

 バスツアーの際、主人はいつも地図を見ながらバスがどこを走っているかチェックしたり、地図に書き込んだりしていたが、今回は山歩きで使うGPS端末を胸ポケットに入れておいた。バスの中でもGPSが安定して受信して走行ルートを記録できるか、初めての試みだったようだが、完全に上手く行ったようだ。


2日間のバス走行コース

 添乗員はベテランらしい渡辺さん、バスの運転手は山本さん、私たち乗客は32名でほぼ満席だった。
 金曜日の朝は道路が混んでいて町田から横浜まで1時間掛かってしまい、その後も都内を出るまで渋滞で1時間以上遅れているようでした。渡辺さんが云うには各休憩場所で時間厳守をして頂いて少しでも時間を取り戻せたら、那須温泉の宿に着くのが余り遅れないでしょうと促された。
 荒川を挟んでスカイツリーがずっと見えている。私は東京タワーが好きだけれどこうして川向うに見えるスカイツリーもいいなあ。しばらく道は混んでいたが東北自動車道に入ってからはスイスイ。

 11時30分、1番目の観光地、佐野の出流原(いずるはら)に到着。鯉が透明な弁天池の中を悠々と泳いでいる。1日当たり2,400トンもの湧き水がある。一帯は秩父古生層と呼ばれ、石灰岩質の地層が発達しており、そこを通る水は、カルシウムを豊かに含むミネラルウォーターだ。日本名水百選に選ばれていると書かれていた。


出流原弁天池

弁財天は隣の崖に移された

湧水池には鯉が泳いでいる

県文化財天然記念物の湧水池

 主人は隣の弁財天を拝んでくると言って急な石段をどんどん登って行ってしまった。実は添乗員の渡辺さんは弁財天まで数百段の石段を登らねばならず、この暑さの中、余り勧められませんと云っていたのだ。そのあと、ツアーの人が2人登って行きましたが、石段が次々にあってお堂が遠いと言って戻ってきました。
 参拝を済ませて戻って来た主人の顔を見てちょっとホッとしました。


磯山弁財天は途中でやめた


主人は登って行ってしまった

 バスを停めた旅館「一乃館」に入ると、館内にはいろいろとアンティークものが所狭しと並べられている。

坂東平野を見下ろす

 社長のコレクションなのだが見事なものである。ビートルズのものや何やら綺麗ではあるが無数に並べられている。お宝の北原さんが見たら大喜びするでしょうね。

 この一乃館は裏には池があり、ボート遊びもできるらしい。釣り池も3つあるとても大きな旅館でした。


 時間が遅れているので、13時、お弁当は下墅・松廼家の「玄米弁当」を走るバスの中で頬張ることになった。


「一乃館」内のコレクションがすごい

 午後、ツアー客はお腹もふくらんでいい気持ちで寝ているが、運転手さんは目的地まで走る。大変な役だ。矢板ICから国道に入り、八方ヶ原に向かってグングン上る。主人の時計に付属している高度計は1,000mを越して登ること1時間、山の駅「たかはら」に着いてトイレ休憩。ここから10分ほど走って「おしらじの滝」の入口に着いた。

 足場の悪い道を下る、下る。戻って行く人もあったが私たちは先頭グループに入っていたから、そのまま進むことに。根っこが右往左往していてさらに下り道。先頭の添乗員が雨の後はここはダメと言ったとたんに私は転んだ。お尻もちを軽くついた程度であったが手を差し伸べてもらった。やがて、添乗員は滝の水はないけれど滝つぼはきれいですよ。と言って我々の横を戻って行った。

急な山道を10分ほど下る

落水はないが滝壺はエメラルドブルー

 確かに着いてみると涼しくて気持ちよかった。でも滝はない。雨上がりのあと、谷川に水が流れて滝が現れるそうだ。滝壺はエメラルドブルーが神秘的でした。因みに「しらじ」とは「壺」のことだそうです。
 帰り道、登って行くと小さな蛇が現れた。今年初めて見る蛇に気持ちが悪いと思うより何故か親しみを感じた。

 バスは山道を戻って広い道路を走って塩原に向かった。
 塩原八幡宮逆さ杉はパワースポットと言っている。今どき何でもパワースポットになる。しかしこの逆杉は巨木であり2本並んでいるが幹回り1本は15m、もう1本は8m、逆杉というのは枝の向きが下を向いているからだそうだ。巨木ハンターの平井さんは見たのかな。


鄙びた塩原八幡宮

湧水池には鯉が群れていた

梢に近く高い幹に垂れた太い枝が多いところから「逆さ杉」と呼ばれる

 池があり鯉が泳いでいる。きれいな水だ。これだけの神社でありながら、無人であり閉まっている。

まずは記念に一枚


 ここまでの車窓からは紫陽花の花が見事で、ねむの花、サラサドウダンが咲き、百合が咲き競っている。以前、苗場組で八方ヶ原に出かけた時の道を、主人と思い出していた。

 今夜の泊りは那須温泉郷TOWAピュアコテージという。何だか大袈裟だったが3LDKの広い場所である。入ってすぐ食事の棟に出かけた。バイキングだがゆったしりしている。主人はお決まりの量しか摂らないから私が大食いに見える。なかなか美味しかった。
 お風呂が食後になったのは久しぶりだけど30分後はお風呂場は空いていた。ゆったり露天風呂に入ることができた。


コテージはA,B,Cと112室ある

レストラン「ル・ロージェ」

 寝室はふたつある。もう一部屋は大きなダブルベッド、セミダブルが2個あってそこに落ち着く。布団がふかふかと書いてあったがそれはダブルべッドの方だったのだ。


B113コテージ

82uの部屋レイアウト(思い出しながら描く)

 朝になって主人がお風呂から戻ってアキアカネが沢山飛んでいるよと云うので朝食ついでに外に出た。たくさん飛んでいる。少し黒味がかっているが手に止まったりする。

 2日目はピュアコテージ前から9時出発。バスが20分走って「お菓子の城」に着く。主人は珍しく先に行ってお菓子を見つけて金沢の従弟に宅急便で送る手配をしている。この前のお返しのつもりであり、一応ホッとする。

 そこから月待の滝(裏見の滝)に行く。ここはちょっと下ったところに滝がある。滝の裏側に入れるので涼しい。裏から見る滝である。秘境の滝巡りというからこういう所も見つけるのだろう。


自動車道から5分ほど下る

滝壺がある

 主人が先にどんどん行ってしまうので、滝そのものの写真を撮りそこなったが、子供たちが水に入って楽しそうに遊んでいた。親たちは茶店に入って子供たちを見守っているようです。私たちは滝の裏側に回ってしぶきを避けながら裏見の眺めを楽しみました。


滝の裏側にまわる

裏見の滝だ

 だんだん暑さを感じ出した。那須高原は涼しかった。それなのにだんだん暑くなる方へ向かっている。落石(おちいし)の三連アーチ橋、那珂川に架かる橋で、説明ではなるほどと思うのだが、暑い中出向いたところが二連しか見えず残念!ただ、小魚が泳いでいるのが見られて嬉しくなった。


みずはきれい 小魚がたくさんいる

暑さでくらくらする

 あまりの蒸し暑さに冷房の効いたバスに逃げ込み、次の観光地「龍門の滝」に行った。
 那須烏山市の郊外にあり、那珂川に注ぐ江川にかかる、高さ約20メートル幅約65メートルの大滝。大蛇が住むという伝説があり、名前の由来にもなっている。
 バス停から整備された道を下っていくと「ふるさと民芸館」があり、下まで行きたくない人はこの民芸館の3階展望室からも滝が眺められますと添乗員の渡辺さんが云った。私たちはさらに下っていくと幅の広い龍門の滝が見えてきた。ここから写真を撮っていると主人は便意を催したと云ってふるさと民芸館まで戻ってしまったので、一人で滝の前まで下りてみた。水量が多ければ幅いっぱい流れ落ちる滝がみられるようだが、左側しか流れていない。でも心なしか滝の風が流れてきて涼しさを運んできた感じがしました。


滝が見えるところまで下りてきました

水量は少ないが涼しさを運んでいる

 いよいよ最後の観光地、宇都宮市の「大谷資料館」に向かう。バスの中で資料を配られ事前学習をします。
 「深さ30m、広さ2万uにも及ぶ,大谷石の地下採掘場跡。大正8年の手堀り時代の掘り跡から機械化された昭和34年以降の掘り跡の違いをそれぞれの岩肌で感じられる幻想的な地下空間です。
 まるで、ピラミッドの内部のような、ゲームのダンジョンといった不思議な空間を散策することができます。また、映画やドラマなどの様々な映像作品の撮影が行われた場所を見ることができます。」

 専属のガイドさんが案内してくださったが、外の気温は35℃ですが、地下の資料館の中は10℃ですから温度差25℃、寒さに注意してくださいと云われた。バスを降りる前に聞いていれば持ってきたウインドヤッケを羽織ったのにと恨めしく聞いた。

 細い一方通行の石段を下りていくとどんどん気温が下がっていく。目に入る光景は確かに神秘的だ。

現地ガイドの○○さん

地下神殿か?

仮屋崎省吾の作品

セーラー服と機関銃の「薬師丸ひろ子」

神殿はまだまだ続く

気温は10℃

 これで今回のバスツアーの見学はすべて完了です。あとはバスに揺られて横浜経由町田まで帰るだけとなりました。帰りのコースは湾岸道を走ったので横浜までは順調に走ったのですが、やはり保土ヶ谷バイパスで渋滞していて、町田に着いたのは19時20分になってしまいました。

 この猛暑の中、三連休の初日を含めて人出が予想されましたが終わってみれば結構楽しいバスツアーでした。


文:
7月13日のコース



7月14日のコース