今年4月のお花見に続き、2回目の弘法山ハイキング
11月18日 弘法山ハイキング 24名

 一週間前の天気予報では「雨・曇り」であった。前日になっても変わらず9時から雨、午後から本降りになると益々嫌な予報となった。先月の雨の陣馬山ではMMC史上(?)最少の18名の参加者であったが、さて、今回は何名集まるであろうか。

 駅からナンキンハゼの街路樹を見上げながら歩き出す。雨はまだ降っていない。狭い駅前の点呼は避けて、吾妻山で行うことは4月と同じだ。違うのは東名高速道路を潜って山道に取り付く場所を吾妻稲荷神社上の階段の多い団地を直登するコースを避けて、もう少し右(北東)の民家の脇の山道を登るいつものコースをとった。


民家の脇の急坂を登る

吾妻山への尾根道に出る
 最近の私の体力ではこの程度の登りでも辛くなるので極力ゆっくりと登った。吾妻山に着いて、「あずま、はや」のやまとたける伝説の案内板を見ていると、澤田さんの点呼がはじまっていた。点呼に答えずスミマセンでした。
 吾妻山山頂(155m)には、吾妻神社の石碑が建っています。日本武尊(やまとたけるのみこと)が、東国征伐に三浦半島の走水から舟で房総に行く途中、荒れる海に困っていると妻の弟橘媛(おとたちばなひめ)は、私が海神の御心を慰めましょうと海に身を投げました。すると不思議と海は静まり日本武尊は房総に渡ることができました。征伐後、足柄峠に立ち三浦半島を望んで「吾妻はや」と呼んだといわれています。このことから日本武尊を祭る神社の多くは、吾妻神社と呼ばれています。
吾妻山で朝の点呼です
 次のチェックポイント弘法山までは約3km、多少の登り坂だが歩き易い尾根歩きが続いている。私は家が近いのでMMC以外でも恭子と二人でぶらっとやって来ることがあり、すでに20数回歩いている。楽しいコースだ。

 弘法山に近づく手前のミカン畑には黄色い蜜柑が鈴生りに生っている。でも蜜柑の直売場には誰もいない。いつもならこの季節、売店を開くのだが今日の天気では商売にならないと踏んだのだろう。

蜜柑畑だ

鮮やかな黄葉(こうよう)だ

 めんようの里を右手に見てもう一登りすると太子堂のある弘法山山頂(235m)だ。
 弘法山は弘法大師が山頂で修行したことから名づけられたとの伝承があります。現在の太子堂は江戸時代に龍法寺の僧 馨岳永芳(けいがくえいほう)が、釈迦如来像と弘法大師像を祀った釈迦堂としたのが始まりで、1766年(明和3年)の火災で釈迦像が焼失し、石造りであった弘法大師像だけが残りました。その後、弘法大師像は現在の木像になり堂は再建されましたが、釈迦像は安置されませんでした。現在の釈迦堂は1964年(昭和39年)に建設されました。

 今、私は「空海と密教」(頼富本宏著)を読んでいるので改めて敬意をこめて拝んできた。広場の下に皇帝ダリアが咲いているのを見つけた。以前、権現山の手前に立っている石像(森に生きる)の後ろに咲いていたが、最近見なくなっていたと思っていたら、こんなところにも広がっていたんだ。


大社堂の弘法太子像

皇帝ダリアがこんなところに

 弘法山公園はこの弘法山から次のチェックポイント、権現山までを云うらしく、広い石段を下って行った。途中2回所トイレがあるが、4,5年前から緑色の「トイレチップ柱」ができた。50円程度なので維持・管理のためにも協力したい。

 再び広い石段を息を切らせながら登ると権現山(243.5m)の六角展望台が見えた。ここは別名「千畳敷」と呼ばれるほど山頂部分が広い。権現山の名前の由来は、山頂に権現堂があったために名づけられたそうです。
六角形をした立派な展望台は、昭和25年に弘法山公園が、「神奈川県新八景」に選ばれた際に建設した見晴台が老朽化したことに伴い、21世紀の幕開けとともに、新たに設置されたものです。展望台の二階からは、360度の雄大な視野が開け、丹沢山塊や相模湾、三浦半島まで遠望できますが、何と言っても秦野盆地を眼下にした富士山の姿は美しく、山頂を訪れたハイカーの心を奪うものと思われます。
 権現山は日本各地にみられる山名である。権現とは、本地垂迹思想において、日本のカミガミは、インド起源のほとけが、仮の姿(権現)として現れたものだ、と説明されたことに由来する言葉であるとともに、徳川家康などの神号(東照大権現)としても用いられている。

 空には黒く低い雲が覆っているが、まだ雨は降っていない。何とかもってくれ。
 幸いというか当然というか、先着はいない。展望台周りのベンチにザックを下ろしてイベントが始まった。ここなら多少の雨が降っても濡れることはない。今日のイベントは「うどんすき風なんでも鍋」。各自持ってくる食材は苦労したことだろう。後半の「なんでも鍋」が救いだ。大鍋3杯に食材がぶち込まれグツグツ始める。別のベンチでは亀沢さんが生シイタケを炒めている。これが旨いんだ。千葉さんの小松菜のオシタシも旨い。


食材がどっさり

亀沢さんの生シイタケ炒め

 本来なら乾杯はビール程度にすることになっているが、何処からともなく日本酒も現れる。秋田、新潟、長野の銘酒。ウイスキーのホワイト&マッカイと炭酸。これでハイボールが作れる。大沼さんは例によって魔法瓶に熱燗が入っている。嬉しいな。
 でも、こんな低山でも山は山、各自自覚して酔わない程度に嗜みましょう


うどんすきです

熱々はご馳走だ

美味しいですか

美味しいです

 雨はときどきポツリと落ちてくるが濡れるほどではない。もう少しもってくれ。
 黒田さんコーヒーを頂いたあと、集合写真を撮った。相変わらず田中・山の写真屋さんが笑わせてくれる。


どんよりとした曇り空

黒田さんコーヒー
24名の元気な顔が揃いました
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 帰りは浅間山を通って秦野駅まで歩きます。本来なら浅間山からの展望は素晴らしく、晴れていれば富士山や箱根の山々がきれいに見えます。富士山の見える山には浅間神社が祭られ、浅間山といわれることが多く、弘法山公園の浅間山も同様の理由で、名づけられたと思われます。
 今日は雨こそ降っていないが曇り空、富士山は見ることができなかったが箱根の山々、そして近くの大山や丹沢が良く見えていました。


下山も注意して歩きましょう

大山、箱根が良く見えました

 秦野の街へは細い山道を一気に下る。つづら折れの擬木段をジグザグに下る。標高差は100m以上ある。国道に出てから秦野駅まで約1.6km歩くのだが、私は腰回りに疲れが残り、トボトボと歩いた。大昔、秦野側から登るときは「イトーヨーカドウ」で食材や飲み物を買ってから登った時期もあったが、現在、「イトーヨーカドウ」は閉鎖され、駐車場だけが残っていた。

 「弘法の泉」に寄ってから秦野駅で集合して解散となった。とうとう傘いらずで済んだ。MMCパワーを感じた一日だった。



文:小川武    写真:渋井、田中、小川、恭子


コースの軌跡