晴れた日は歩かなきゃと・・・
11月25日    鎌倉アルプス    小川&恭子
 

 晴れている日は家にいるのは何だか勿体無い。と言うことで孫の大学合格祈願に荏柄天神にお参りすることになっていたので、そのことを兼ねて鎌倉アルプスに行こうと潔く家を出た。

 土曜日だから混んでいると思ったが紅葉を見る人で北鎌倉駅に降り立った時は驚いた。7分前に着いた前の電車の人がまだホームから出られず改札口に並んでいる。大船駅で北鎌倉駅の改札口は前方と知っていたから1両目に乗っていたので、当然直ぐ降りられると思っていた。前に並んでいた外人が切符を落としたのか慌てている様子。主人が切符を見つけて渡したら、「ありがとう、とってもありがとう」とたどたどしい日本語で、顔中笑顔で答えてくれた。その後、私達は長い行列をなんなくすごすこと抜け出すことが出来た。しかし、北鎌倉駅のこの混雑はどうにかしなくてはならないと思った。行楽者は良いだろうが急ぎの人や地元の人達は迷惑この上ないだろう。私も以前、嵐山に住んで居る時を思い出していた。さくら、もみじの季節は凄かったなあ。それにあの頃はポイ捨てごみの山だった。


北鎌倉駅を降りても人が一杯

円覚寺の紅葉は見事

 人混みでごった返している北鎌倉から何回も行っている建長寺コースを止めて、今回は明月院コースを取った。明月院を過ぎると人が少なくなって歩き易くなった。ところが地図を見ても行き方が解らない。地元の人?と思われる上品な若い女性に出会ったので聞いてみた。道なりに歩いて行くと「天園へ」と書いた看板が出ていると聞いて張り切って歩く。


明月院の左側から裏山に回り込む

人が少ない山道だ

 山登りには欠かせないストックを用意してかなり厳しい坂を登って行く。階段状になった所や山道同然の所を進んでいく。行けども、行けども展望台にたどり着かない。建長寺コースと比べるとかなり左回りして行く。住宅街と同じ高さまで降りたと思うとまた右回りの石段が延々と続く。降りてきた人は、延々とアップダウンの道を行くと展望台に着くそうだ。かなり上り下りの人が増えてきた。もう着くかなと思っていると又階段。そんなこんだでかなり富士山の見える展望台まで時間が掛かった。展望台そのものも壊してない。
 富士山の見えるところで写真に収める。天園の頂上と思った人も多く、ここで建長寺に降りていく人もいる。


半憎坊展望台から富士山を望む

建長寺境内が眼下に見わたせる

 ここからアルプス(天園)本道に入る。大勢が一度に歩き出すのは容易ではない。順番を待つ。MMCのようなグループは前後、様子を見ながらまとまって歩くが、止まってしまって歩こうとしない面々もいる。こんなにハイカーの多いコースを瑞泉寺まで歩くこと出来るのか不安になる。
 それでも順調に歩きのテンポが上がってきた。私たちも、自然にいつもより速足で歩く。岩場もあり、アップダウンの多いコースなので鎌倉アルプスと言われているのだろう。私も沼津アルプス、三浦アルプス、湘南ア
ルプスなど近場には出かけているが確かにここも小さいながらも、アップダウンに富んでいる。


大平台に下った

 途中で歩きが止まり、2メートル余下に向けて縄が結ばれている。前の女性は縄に頼りすぎて引っ張られて苦労している。主人が私の分もストックを持って難なく降りた。私も石を掴んで主人と同様難なく降りた。要は、大勢の人が詰め掛けるのですべてが安全に向けてやっていることなのだろう。

 まだか、まだかと尾根道をかなり歩いてやっと大平台に着いた。ここはすぐ横にゴルフ場があるが大平台は茅の原になっていてひときわ賑わっている。
 だらだらと丸い岩のでこぼこが続いている。以前なら何でもなく降りられたところが途中1箇所だけ足が出なくなって、主人を探したが、前を歩いていたベテランらしい女性二人組の1人が、手を差し出してくれて助けてもらった。

 お昼にしようかと思ったが日差しが強い中、陽の当っているところしか場所が無い。この先の天園茶屋で何か注文して大船駅で買ってきたお弁当を食べようと先に進んでいくと、何っ!?、天園茶屋がなくなっていてちょっとした広場になっている。仕方が無いからここの広場でお昼にした。お弁当を買って来てよかった。
 空ではトンビが様子を伺って飛び回っている。子供を背負子に背負って登ってきたご夫婦が隣に座った。そのリュックと併用した中からおにぎりも出てきた。あのお父さんは20キロを背負って来たのだろう。今日は子供連れを何組か見た。

 お昼を済ませて、下山を開始する。ところが下りは人が大分少なくなっている。途中の鎌倉宮へ抜ける分岐で下って行ったようだ。主人がこの下山道は鎌倉宮に降りて行くので荏柄天神は通り過ぎないかどうかを聞いてきた。鎌倉宮は手前と答えながらピンと来なかった。
 いつもの瑞泉寺コースを足早に下る。後ろのグループがちょっと気になったが追い越されることも無く歩いて瑞泉寺の見えたところで後ろの団体をやり過ごした。挨拶をしていったのは2人。後10人くらいは荷物も何も無く革靴をはいている人も居る。だから転んでばかりいたのだ。

 降りた途端に鎌倉の街中を走る地元の車が気になる。狭い道路を走るドライバーも大変だろう。鎌倉宮まで来た。ここでザックの整理をして先を急いだ。直ぐに荏柄天神社に着く。鳥居を潜ると石段が待っている。ストックは仕舞っているから注意しながら上る。今日は25日天神さんの日でもあり、京都の北野天満宮では毎月縁日が開かれ賑わう日でもある。


絵柄天神社

合格祈願、学業成就のお札を頂く

 孫の大学の合格祈願が目的で家を出てきている。30年は経つだろう。息子の大学受験の時にもお参りに来ている。その効果を再びお願いに来たのである。いい結果になることを!

 鎌倉は人、人、人、お正月みたいだ。鶴ケ岡八幡宮で結婚式の撮影をしている。篠ちゃんの娘さんを思い出して、こんなに人が居れば親族も恥ずかしかっただろうとちょっと思ってしまった


鎌倉八幡宮はもの凄い人の波です

時折り結婚式の一団を見つけた

 足早に歩け歩けの一日だったが、二人とも転ばずに歩き通せたのは良かった。鎌倉アルプス(天園)は観光客向けに変わっていくことだろう。でも秋の1日青空の下、歩けて良かった。明莉ちゃんも頑張ってね。


段蔓に夕日が伸びてきた

今年改装なった鎌倉駅



文: